2017年11月30日、午後1時から両国国技館で相撲協会の定例の理事会が行われました。
年に何度も行われる理事会では、相撲協会の運営についてや力士の昇進などを話し合い決定します。
今回の理事会で話し合う焦点は、29日に引退届を提出した横綱日馬富士の事件や九州場所中の横綱白鵬の言動について。
日馬富士は29日に相撲協会へ引退届を提出し、暴行事件の責任をとりました。
鳥取県警の事情聴取では白鵬と日馬富士の聴取内容が一致したことにより、事件の真相がみてきた。
しかし、相撲協会が暴行事件の被害者である貴ノ岩への聴取へ入ろうとすると、貴乃花親方が拒否の姿勢を示すのです。
貴乃花親方はなぜ拒否するのか?
鳥取県警には、被害届を出し捜査に協力的ですが、相撲協会の聴取には非協力的。
相撲協会に不信感があり、貴ノ岩の証言を捻じ曲げられないか心配しているのかもしれません。
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目次
貴乃花親方、まるで社長のような座り方
上の画像から分かるように、他の出席者と貴乃花親方の背の傾きを比べてほしい。
明らかに、貴乃花親方だけ、後ろに傾いています。
まるで社長のような座り方。
心理的に、落ち着いている感じだが、対立姿勢で、わざと社長のような座り方をしているのかもしれません。
これは、相撲協会への不信感の現れなのでしょうか。
鳥取県警の聴取には協力したものの、相撲協会の聴取には非協力的な貴乃花親方。
おそらく、この理事会でも拒否の姿勢を貫くつもりなのでしょう。
理事会で改めて貴乃花親方へ貴ノ岩への聴取を要請
理事会が始まり、貴乃花親方へ、改めて貴ノ岩への聴取を要請した。
しかし、貴乃花親方は聴取に協力しない意向を示した。
その理由を問われ、用意してきた書面を読み始めた貴乃花親方。
それは、これまで同様、「警察の捜査が終わることが優先」という主張でした。
強く拒む姿勢があったという。
すると、出席者の一人から「県警に電話をしてみよう」という声が突然上り、理事会の中で鳥取県警に電話がかけられた。
電話で県警に問った内容は「貴乃花親方が協会の聴取に協力すると、本当に捜査の妨害になるのか?」
対応した県警の捜査幹部は「そちらの判断で決めてくれていい。聴取されても差し支えない」と回答。
電話をしていた出席者は、電話を貴乃花親方に代わり、貴乃花親方も同様の質問をしたが、捜査幹部は同じ返答をしました。
貴乃花親方の強い姿勢が崩れる!?
電話の後の貴乃花親方の心境はどうだったのだろうか。
県警は「聴取されても差し支えない」という回答だったので、相撲協会が貴ノ岩に聴取しても問題はないはずです。
だが、しかし!
貴乃花親方は「そちらの判断に任せるということなので、私は協力しません」と発言。
今までの方針を曲げなかった。
協会の調査を担当する危機管理委員会の高野利雄委員長が、「理事として責務がある」と迫ると、貴乃花親方は「警察の捜査が終わった時点で協力する」と妥協をみせた。
「捜査が終わったら」とは「書類送検 」した時点
危機管理委員会の高野委員長は、捜査終了を、傷害容疑で「書類送検」した時点と判断しました。
書類送検は12月初旬とみられ、早ければ来週中に危機管理委による貴ノ岩への聞き取りが実現する予定となります。
これを受け、12月20日に臨時の横綱審議委員会と理事会を開き、危機管理委が最終報告を行う方針も決まりました。
理事会は午後1時に始まった理事会は異例の長さになり、午後4時半ごろに終了。
これで、問題解決が少し前進したようです。
貴乃花親方の理事会の態度まとめ
この11月30日の理事会でも、貴乃花親方が貴ノ岩を守ろうとする態度がみえたようです。
しかし、それは貴乃花親方の先入観があったのは否めません。
おそらくは、相撲協会が貴ノ岩に聴取することで、暴行事件が不利な方向へ情報操作されると思っていたのでしょう。
理事会で、鳥取県警に電話して確認をとったのは、貴乃花親方の先入観を取り払うよい行動だったと思います。
親方として、弟子を守るのは当然の姿勢ですから、貴乃花親方の行動も分かるような気がします。
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