「イナバウアー」の代名詞といえば、荒川静香さん。
荒川静香さんは2006年のトリノオリンピックで最後と引退を宣言され演技にのぞみ、見事「金メダル」を獲得。
演技の中ではイナバウアーを披露し、歓声が沸き起こった。
羽生結弦選手は、そのイナバウアーを、自身の演技に取り入れている。
なぜなのでしょうか?
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目次
羽生結弦選手がイナバウアーをする理由
一言では説明しきれないので、少しずつお話します。
羽生選手がイナバウアーをするには理由があるのです。
そこには、イナバウアーを代名詞とする荒川静香さんとの絆が関係していた。
順を追って説明します。
アイスリンク仙台の閉鎖
羽生選手は幼少より仙台市にあるアイスリンク仙台で練習をしていました。
しかし、アイスリンク仙台が経営難で閉鎖となり、練習場を失う。
同所で練習していた荒川静香さんは、金メダルを獲り最も注目される表彰式直後の記者会見で、仙台市のスケートリンクが置かれる厳しい現状を訴えたのです。
これにより、県と市が動き総額1億円の支援を取り付けると、翌年スケートリンクは再開、羽生選手は荒川静香さんが金メダルを獲ったことによって自身もスケートが続けられると喜んだのです。
東日本大地震で再び閉鎖に
2011年3月11日、東日本大震災の影響でリンクは再び閉鎖に。
羽生選手も数日の避難所生活を余儀なくされた。
羽生選手はスケートを辞めることを考えたが、ここでも荒川静香さんが真っ先に名乗りをあげ4月9日にはチャリティー公演を開催。
迷いを抱えていた羽生選手にとってもスケートを続けるモチベーションが生まれたという。
羽生選手が見せたイナバウアーこそ、2度に渡って競技人生の窮地を救われた荒川静香さんに対する「感謝を込めたイナバウアー」だったのです。
羽生結弦選手のイナバウアー・荒川静香さんのイナバウアー
羽生選手のイナバウアー
▶ 3:40 からイナバウアーが始まります。
荒川静香さんのイナバウアー
▶ 3:25 からイナバウアーが始まります。
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