最近は、聴かなくなりましたが
昔の野球の実況の中で
「球速が速くてボールがホップしましたねぇ」
などと言われることがありました。
ちょうど、その頃、物理の授業を受けていた
のですが、教授が
「球速が速いからといって、そんなわけないだろ・・・」
と間違いを指摘していました。
その内容は以下です。
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球速が速れば、ボールがホップ(浮上)するという間違い!
物理学の教授は
「球速が速いからといって、そんなわけないだろ。いくら球速が速いからといって、ボールがホップなんかしない。ボールに回転がかかっているなら、まだ分かるが、ただ速いだけで、上へ上昇するなどは、ありえない」
と言われていました。
実際、ボールには地球の重力がかかっています。
それは、いくら速度を上げようが重力の影響を
免れることはできないでしょう。
もし免れることでもあれば、新幹線やF1の
車体は宙に浮くことになり、大変危険です。
教授が言っていた
「ボールの回転がかかっているなら、まだ分かる・・・」
というのは、ボールの回転によって
ボールの周囲に気圧差が生じて
ホールの軌道が変化することを言っています。
つまり、新幹線やF1に飛行機の翼のような
突起が横にあれば、気圧差を利用して
宙に浮くことができるでしょう。
野球の投球で上へホップするには
ボールにバックスピンをかけると
上へホップするでしょう。
下動画は垂直落下ですが、バックスピンを
かけた場合のボールの軌道です。
マグヌス効果を使った変化です。
ボールがキレイに変化軌道を描きます。
もし水平でホップする軌道を描くには
重力に勝るマグヌス効果が必要です。
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