雑学

外食店(ファミレス・カレー屋など)の原価・経営の内側をご存知?

外食店はファミリーレストランやカレー屋
ラーメン屋、イタリアンレストランなど
様々あります。

どこのお店も経営の為に原価を抑えて
利益を増やそうとしています。

それは、いつの時代も同じで
最近は、インフラの発達や
機器や器具の発達でより効率化が
進み、原価を抑えることが用意に
なってきているのではないでしょうか。

今回は、一部の外食店の経営の
内側を紹介します。


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ファミリーレストランの原価・人権費を抑える工夫

ファミリーレストランというと
かつては「安いけど、味は・・・」という
イメージもありましたが、食材の保冷技術が
冷凍からチルドへと移って味が格段に
よくなりました。

原価を20~40%に抑えながら
有機農法野菜や無添加食品を
使うなど、味へのこだわりは並みの
レストラン顔負けです。

手頃な値段の料理とドリンクバーなどで
長時間くつろげる場所として人気です。

ファミリーレストランの料理は「安い」ことが
大切です。

チェーン本部はスケールのメリットを生かし
産地やメーカーからの大量仕入れで
食材の原価を抑えています。

また、値段の安さと、どのお店に行っても
当たり外れがない安定した品質を支えている
のが、各チェーンの「セントラル・キッチン」※
です。

 

セントラルキッチン

チェーン展開している外食産業などで、各店舗での調理時間やコストの削減、味の均一化を図るために、セントラル・キッチンといわれる調理施設で調理を行い、各店舗に配送します。これにより各店舗での調理を不要にしています。

多くのファミリーレストランでは
厨房で調理らしい調理をしていません。

手間のかかる調理のほとんどは
セントラル・キッチンで済ませて
各店舗にチルド配送されます

店舗の厨房では、アルバイトがマニュアルに
沿ってできるような最終仕上げだけをします。

こうして、通常の飲食店でおおきな出費と
なっているコックの人件費を大幅に節約
しています。

ラーメン屋は野菜ラーメンが収益のガギ!?

脱サラして飲食店を開く場合に、ラーメン屋を
始める人が多いのには理由があります。

お客さえ入れば飲食店の中でも
儲かる商売だからです。

600円程のラーメンの原価率は
25~35%が一般的です。

麺が60円程で残りが
スープやチャーシュー、海苔
その他トッピングです。

種類でいうとチャーシュー麺の
原価率がもっとも高く
1枚30円のチャーシューを5枚も
使えばそれだけで150円で
それが価格に反映します。

一方、ネギラーメンやタンメンといった
シンプルな野菜系のラーメンは
原価率が低く、儲けの暑いメニューと
いうことになります。

スープは市販の濃縮タイプを使えば
手間がかからずコストも安くなり
味が安定します。

しかし、無難で特徴のない味になって
しまう為、自家製だしを加えるなどの
工夫をしている店も多いのです。

ラーメンの値段を格安にしている店では
餃子などのサイドメニューで利益を
補っています。

餃子の原価はラーメンより低く
6個350円の餃子で原価は80円程です。

ただし調理に手間がかかるのが難点です。

ラーメン屋は原価率35%以下が
経営の鉄則です。

イタリアン・レストランはランチからディナーへの誘導が重要!

飲食メニューの中でも麺類は
比較的原価率が低い部類に入ると
いわれています。

パスタもこれに入ります。

ただ、イタリアン・レストランなどの
原価率は30%程だが、その他、人件費が
30%程かかっているうえ、内装や外装
食器などに気をつかわなければなりません。

カジュアルなパスタ・ハウスの類であっても
女性同士やカップルでの利用が多く
それなりにオシャレな雰囲気が求められて
いるからです。

食器やナプキンなど細かいところをケチると
客離れが起こりかねません。

基本となるパスタの原価は、ほぼ同じなので
合わせて使う食材によってメニューごとの
原価が変わります。

しかし、料理としては単純なペペンチーノの
原価は、たしかに安いが、シンプルなだけに
調理人の腕の良し悪しがそのまま味に出るので
要注意メニューです。

昼間のランチは集客を目的に、たとえ利益率は
低くても回転率を上げて数をこなします。

値頃感ある、おいしいランチで客の心を
とらえておいて夜の部にきて頂き
原価率50%程のワインなどで
収益をあげるというのです。

カレー屋は回転とコメが重要!

日本人でカレーライスが嫌いという人は
おそらく、あまりいなでしょう。

立地条件のよい駅前などのカレー屋は
いつも繁盛しています。

こういったカレーショップには
フランチャイズ店が多く
ファミレスと同様、セントラル・キッチンを
採用しています。

ですので、カレーは、ほぼ調理済みの状態で
店に配送されてきます。

本部が一括して食材を大量に仕入れるから
原価が安くなり、店はアルバイト店員に
任せることができるので人件費も
安上りになります。

カレーショップの原価率は30%前後に
設定されているのが一般的です。

原価率の低い、カツやハンバーグ、卵
などのトッピングをのせると利益率が
アップします。

お店の利益をもっとも左右するのは客の
回転率です。

回転率を上げる為に、長居の原因になる
コーヒーの類は置かない店もあります。

リピーター獲得の為には味も大事です。

日本人は特にご飯の味には敏感な為
コストの許す限り、おいしいコメを
使うことがポイントです。

 

 


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