同じ本を読んでいても、そこから多くの
ものを吸収する人もいれば
読んだハシから内容を
忘れてしまう人もいます。
これは本人の能力の差というより
本の読み方に原因がることが多いのです。
本を読むとき、単に書かれていることを
追っていくだけでは、その内容は中々
自分のものにはならない。
こうした「受け身の読書」は
あまり頭をつかわないため
結果として、頭の中に内容が
定着しないのである。
本に書かれていることを自分のものに
するためには、予測しながらようんでみると
いいでしょう。
本の著書独自の理論の展開の仕方や
その本の中で、それまで積み上げられてきた
仮説などから、次ページには
なにが書かれているかを予測してみるのです。
予測という作業は言うまでもなく
頭を使います。
1つの光景を思い浮かべたり
因果関係を思いめぐらせます。
すると内容がすんなりと頭に入って
きます。
予測があたっていようが
ハズレていようが、それは関係ありません。
あたっていれば、してやったりと
その内容が頭に定着しやすくなるし
ハズレればハズレたで、なぜハズレたのかを
無意識に考えるから、やはり頭に入りやすくなる。
もちろん、こうした読書法には
ある程度の訓練が必要です。
少しずつその訓練をしていけば
1回の読書で得られるものは確実に
大きくなっていきます。
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