2017年11月13日午後3時半ごろ、韓国の南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域で、北朝鮮軍の男性兵士が韓国側に逃走を図り、北朝鮮軍の銃撃を受けたとニュースが入った。
北朝鮮軍と韓国軍の銃撃戦はなかったということです。
北朝鮮軍の男性兵士は越境の途中で北朝鮮側のの兵士に銃撃されて負傷し、韓国の病院で手当てを受けているという。
1回目の手術で弾頭5発を除去。
そして、2度の手術を行ったときに、腸から最大で27センチの寄生虫数十匹を見つけたのです。
この寄生虫による合併症の恐れもあり、予断を許さない状況が続く。
兵士は、いまだ意識不明のまま。
この寄生虫は何なのでしょうか?
そして考えられる感染経路は何なのか?
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北朝鮮兵士の臓器から発見された寄生虫の種類は
北朝鮮兵士の臓器から発見された寄生虫の種類はこれです。
「回虫」の一種「ヒトカイチュウ」
北朝鮮兵士の体内からは27センチの回虫が発見された。
その数、数十匹。
そして、手術を担当した医師は次のように語っています。
「初日に目にした寄生虫だけでも50匹採った。小腸の中に数千、数万匹の寄生虫がいるかもしれない」
「小腸7カ所を縫ったが、寄生虫がそこから出てくるかもしれない。そうなれば傷が裂け、(命は)終わりだ」
「(北朝鮮では韓国と)食べるものが違うようだ」
また、病院側は、大量出血が続いたうえ、寄生虫による臓器汚染がひどかったと語っています。
経済制裁の影響なのか、兵士の食生活まで劣悪な状況にあるのだと伺えます。
「回虫」の一種「ヒトカイチュウ」とは
回虫は、ヒトをはじめ多くの哺乳類の、主として小腸に寄生する動物で、線虫に属する寄生虫。
ヒトに寄生する回虫をヒトカイチュウを呼ぶようです。
雌雄異体であり、雄は全長15〜30cm、雌は20〜35cmと、雌の方が大きい。
生殖器は発達し、虫体の大部分を占める。成熟した雌は1日10万個から25万個もの卵を産む。
最大25万個の回虫卵は小腸内で産み落とされるが、そのまま孵化する事はなく、糞便と共に体外へ排出される。
排出された卵は、気温が15℃くらいなら1か月程度で成熟卵になり、経口感染によって口から胃に入る。
虫卵に汚染された食物を食べたり、卵の付いた指が感染源となる場合が多い。卵殻が胃液で溶けると、外に出た子虫は小腸に移動する。しかしそこで成虫になるのではなく、小腸壁から血管に侵入して、肝臓を経由して肺に達する。この頃には1mmくらいに成長している。数日以内に子虫は気管支を上がって口から飲み込まれて再び小腸へ戻り、成虫になる。子虫から成虫になるまでの期間は3か月余りであり、寿命は2年から4年である。
卵の状態は、乾燥にも薬への抵抗も強いという。
人間の体内から、糞便として排出された後も卵のまま生存が可能。
卵が再び人間の口に入り感染を拡大させていくようです。
北朝鮮兵士は、なぜ回虫に感染したのか?
北朝鮮兵士の回虫感染には北朝鮮の食糧事情が影響しているのだと思われます。
北朝鮮では配給システムが崩壊し、横流しが横行しているため、末端の兵士は常に飢えに苦しむ。
食べられるものは、何でも口にしなければ、飢えはしのげず。
そんな中、回虫の卵がついた生の食べ物を口にして、回虫に感染したのだと思います。
北朝鮮「亡命兵士」の命を脅かす寄生虫の恐怖 (ニューズウィーク日本版) – Yahoo!ニュース – https://t.co/HGKfMZFqea それ本当に回虫かな( ノД`)…
— 夜見 (@Stolasdruj) 2017年11月18日
回虫に感染たくなくても、食べなければ飢え死にしてしまう状況。
北朝鮮はこのままどうなってしまうのか・・・。
北朝鮮兵士の臓器から発見された回虫まとめ
回虫の感染は決して、貧困状態だけに存在するものではありません。
日本でも、地面に落ちている食べ物には回虫の卵が付いている可能性があります。
昭和の時代では回虫感染が多数あったが、環境の進化から感染は激減しています。
が、しかし!
油断して、地面に落ちている食べ物を安易に口に入れると感染してしまう可能性があるので注意が必要です。
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