「スペルミジン」をご存知ですか?
このスペルミジンは長寿や認知症予防、動脈硬化予防などに効果がある物質なのです。
この物質は、長生きされている
人の体の中に多く存在するのだとか。
そして、マウスを使った実験では
スペルミジンを投与したマウスは約25%も寿命が延びたそうです。
科学的な裏付けが確立されつつある
注目の物質。
これを摂取したい!と思うのですが
どうすればいいでしょうか?
それは・・・
実に簡単なのです!
日本人なら、ほとんどの人が
食べている食品にスペルミジンを含むものがあるのです!
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目次
スペルミジンを多く含む食品やサプリ
スペルミジンを多く含む食品
ヨーグルトや味噌などの
発酵食品にスペルミジンが含まれているそうですが
その食品の中でも、ひときわ含有量が多いのが
「納豆」だそうです。
その含有量は白味噌の4倍、醤油の4~5倍。
その中でも「ひきわり納豆」が特に含有量が多いそうです。
東京都健康安全センターの発表では、普通の納豆は1gにつき56.1マイクログラムのスペルミジン。
しかし、ひきわり納豆は75.2マイクログラムのスペルミジンが含まれているという。
これは、ひきわり納豆の方が
発酵する表面積が広いからだそうです。
日本人なら、納豆を食べる人は少なくないでしょう。
日本人が長寿というのは
もしかして、納豆を食べるからなのか?と思ってしまいます。
その他、スペルミジンを多く含む食品は
・大豆
・キノコ類
・チーズ
・ヨーグルト
・醤油、味噌
・鶏肉
などです。
手軽にとれるスペルミジンを含むサプリは?
スペルミジンを含むサプリは
「ミドリムシ(ユーグレナ)」です。
ミドリムシといえば豊富に含まれた栄養素が特徴。
その数は59種類です。
その59種類の1つがスペルミジンなのです。
ミドリムシ(ユーグレナ)のスペルミジン含有量
スペルミジンの含有量は
ミドリムシ500mgの中に
納豆1パックの含有量の20~30%だそうです。
つまり、納豆1パックが約40gとしたら
スペルミジンは40g×56.1マイクログラム(納豆1g当たりのスペルミジン)で
納豆1パック当たり約2244マイクログラムを摂取できます。
ミドリムシ500mg当たり納豆の20~30%の含有量ですから
約2244マイクログラム×20%と
約2244マイクログラム×30%で
449~673マイクログラムの
スぺミジンをミドリムシ500mgで摂取できるようです。
ミドリムシ1g(1000mg)に換算すると
スペルミジンの含有量は
898~1346マイクログラムとなります。
これは、納豆1g当たり(56.1マイクログラム)
以上のスペルミジンを含有していることになります。
ということは
納豆を食べるよりミドリムシを摂取するほうが
スペルミジンを多く摂取できるということでしょう。
※おおよその計算ですので、ミドリムシ販売会社に含有量はお問合せ下さい。
スペルミジンを含む「ミドリムシ(ユーグレナ)」を見てみる。
納豆を使った料理でスペルミジンを摂取する
納豆をそのまま食べればいいのですが
毎日食べると飽きてくる人もいるでしょう。
やはり、毎日続くよう工夫が必要ですよね。
ということで、納豆を使った簡単なレシピを紹介します。
簡単レシピ⇒「納豆たまご味噌」作り方
<必要な材料>
・納豆 1パック
・卵 1個
・納豆のタレ 1つ
・しょうが(すりおろし) 小さじ1/4
・酒 大さじ1
・味噌 小さじ2
・砂糖 小さじ1.5①ひきわり納豆を用意します。パックを開けてタレを混ぜておきます。卵を用意し別個のお皿に溶いておいておく。
②以下をよく混ぜ合わせ、鍋に入れて火にかけます。
・しょうが(すりおろし) 小さじ1/4
・酒 大さじ1
・味噌 小さじ2
・砂糖 小さじ1.5③ブクブク煮えはじめたら、弱火にして卵をいれてよくかき混ぜます。
④卵が8割ほど固まったら、納豆入れ、よくかき混ぜて完成です。
ご飯がすすむ、おいしい「おかず」の出来上がりです。
子供にもオススメの一品。
韓国風納豆キムチご飯
<必要な材料>
・ご飯 茶碗1杯
・納豆 1/2パック
・キムチ 適量
・小ネギ 適量
・白ゴマ 少々
・粗塩 ひとつまみ(お好みで)
・ゴマ油 小1程
・卵黄 1個①納豆を付属のタレと混ぜておく。小ネギを小口切りにしておく。
②茶碗にご飯を入れて、納豆とキムチを乗せる。
③その上に、ネギと白ごまを散らして塩・ゴマ油を回しかける。最後に卵黄を真ん中に落として完成です。
キムチと混ぜることで
ピリッと辛く、いつもと違った味を楽しむことができます。
ミドリムシでもスペルミジンを摂取できますが
おいしく摂取するなら納豆や
他のスペルミジン含有食品で料理をして
食べるのがいいでしょう。
キャベツと納豆のサラダ
<必要な材料>
・キャベツ 70g
・青じそ 2枚
・納豆 1パック
・白いりごま 適量
・めんつゆ 小さじ1
・オリーブオイル 小さじ1
・水 大さじ2
・砂糖 小さじ1
・酢 小さじ1
・マヨネーズ 小さじ1
・一味とうがらし 少々①キャベツ、青じそはみじん切っておきます。
②カップ容器に、めんつゆ、水、オリーブ油、酢、砂糖、マヨネーズ、一味とうがらしを入れて混ぜます。
③ボール容器にキャベツ、青じそ、納豆を入れて軽く混ぜる。
④皿に盛って上に白ごまをふり、ドレッシングをかけて完成です。
納豆と野菜を同時に
食べられますね。
ドレッシングでさっぱりな
味を楽しむことができるでしょう。
直接食べなくても体内でスペルミジンが合成される!?
実は、スペルミジン自体を食べる以外に
体内で合成することができるそうです。
それには、「アルギニン」や「オルニチン」が必要といわれています。
合成が促進される食べ物
魚介類でしたら
・かつお節
・エビ
・しらす干し
などです。
大豆類でしたら
・大豆たんぱく
・湯葉
・きなこ
・ごま
などです。
肉類でしたら
・豚ゼラチン
・鳥むね肉
・牛ひき肉
などです。
調理すると、おいしい食材ばかりですね。
上記のなかで一番、多く含むのが「豚ゼラチン」です。
意識して食べるといいですね。
もっと詳しく知りたい場合は
コチラからどうぞ!
アルギニンを多く含む食品やサプリ!その食べ物の効果・副作用は?
スペルミジンは男性の体内で重要な物質!?
余談ですが、スペルミジンは
「精液の材料」といわれています。
精液は、よく「イカ臭い!」と言われますが
あれはスペルミジンが外気に触れ分解されることで発生する臭いだそうです。
意外なものにスペルミジンは
大事な材料となっているのです。
不妊の原因が男性にある場合
スペルミジンを多く含む「納豆」を食べると
不妊が解消されるかもしれませんね。
スペルミジンの効果がスゴイ!
長寿化の実現
スペルミジンは「ポリアミン」の一つ。
ポリアミンは、すべての細胞の中に存在し
細胞分裂を助けたり、細胞の状態を
正常に保つ働きをする物質です。
このポリアミンが減ると老化が進むとされています。
ポリアミンの一つであるスペルミジンが
増えると老化が緩やかになり長寿化できるといわれています。
前述した、「納豆」や「ミドリムシ(ユーグレナ)」を
摂取することで長寿化ができるという理論でしょう。
認知症予防
「きんさんぎんさん」の「ぎんさん」の
五女(93歳)の例をあげます。
この五女は93歳ですが
体は元気で、自転車に乗ることもできるといいます。
そんな五女のスペルミジンを調べると
平均の2倍もあったそうです。
この結果からスペルミジンは
「記憶力」や「学習能力」を維持する効果もあると想像できる。
要は、認知症予防にも効果があるといえるでしょう。
マウスを使った実験でも
その優位性を示しているようです。
高齢のマウスを2つのグループに分け、一方のマウスには腸内ポリアミンを増やす物質「ビフィズス菌」と「アルギニン」を投与し、もう一方には、それを与えない。それを6ヶ月続け、2グループのマウスの学習・記憶力の差を調べると、腸内ポリアミンを増やす物質を投与したマウスの方が成績が良いことが分かった。
その他、病気の予防にも効果がある
イタリアの約800人を対象に、どんな食品をよく食べているかを調査したところスペルミジンの摂取量が多いほど、心不全などの心血管系リスクが低いという関連性が明らかに。
特に男性はその傾向が強いという。
また、スペルミジンは「がんの予防」にもなるそうです。
がんの予防には、こんな理論がある。
「オートファジー」が活性化すれば、がんは防げるはず
「オートファジー」とは細胞の中の古くなった「ゴミ」を処理する働き。
このオートファジーを活性化するには
「MAP1S」という物質を増やすことだといわれています。
このMAP1Sを増やすのに有効なのが
スペルミジンだそうです。
つまり、スペルミジンを摂取すれば
MAP1Sが増え、オートファジーが活性化して「がん予防」ができるというわけです。
スペルミジンまとめ
今回、スペルミジンが多く含まれる食品として
「納豆」を紹介したが、その他にも
「きのこ類」もスペルミジンを多く含んでいるそうだ。
特に「しめじ」「エリンギ」「マイタケ」。
こういった食材もあるので
いつもの料理に是非、加えてみてはいかがでしょうか。
スペルミジンを多く含む食材は
意外にも簡単に手に入ります。
納豆やきのこ類が嫌いでも
毎日、我慢して食べれば
がんや認知症などを予防でき、そして長生きができるでしょう。
毎日、我慢して食べるのは
キツいので、調理を工夫して食べやすくするのがいいですね。
それだけで、健康を
手に入れられるのですから、頑張る価値は十分にあると思います。
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