2017年11月27日、日本政府は、北朝鮮から弾道ミサイルの発射準備とみられる電波信号を、27日から確認していたようです。
これは、関係者への取材で分かり、ニュースで報じられた。
北朝鮮は、2017年9月15日の中距離弾道ミサイル「火星12号」の発射を最後に弾道ミサイルの発射をしていない。
発射をしない理由として以下が予測されていました。
・米国の軍事攻撃を恐れている。
・米国との対話再開のため。
・次なるミサイルの発射準備に時間を要しているための。
しかし、今回、沈黙を破りの発射準備の兆候があるという。
北朝鮮は何を狙っているのだろうか?
そして、いつ発射されるのだろうか?
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目次
北朝鮮のミサイル発射予想!狙うは平昌五輪!?
2018年の2月9日より平昌五輪が開催されます。
もしかしたら、平昌五輪の開催中に発射されるかもしれません。
平昌五輪は2月9日~2月25日まで。
2月はミサイルが発射される確率が高いのです。
それは以下の傾向から読み取れます。
核実験やミサイル発射実験は、1月、2月から実験開始、年末はしない傾向。
2014年から2017年までの核実験やミサイル発射実験が行われた月をみると以下のような動きがあります。
・2014年は9月を最後に実験なし。
・2015年は11月を最後に実験なし。
・2016年は10月を最後に実験なし。
・2017年は9月を最後に実験なし。
このように、年末は実験をしない傾向があるようです。
では、実験開始はいつからなのかというと。
・2014年は2月から実験開始。
・2015年は2月から実験開始。
・2016年は1月から実験開始。
・2017年は2月から実験開始。
こういった傾向があるので、2月の平昌五輪の時には、ミサイルが発射される確率が高いのです。
北朝鮮の狙いとは?
上述で年末は実験は行われない傾向と記載しました。
しかし、別の理由も考えられます。
それは、経済制裁により、実験を行う体力が北朝鮮になくなってきているのではないか?ということです。
2017年11月13日、北朝鮮兵士の脱北がニュースで報じられました。
やはり、貧困状態にたえきれず、国境を越え脱北したようです。
現在の北朝鮮は、貧困により実験どろこではないような気がします。
いよいよ追い詰められているのではないでしょうか。
ですから、残された道は・・・
「戦争」ではないかと思います。
奇襲攻撃の為、日米韓のスキをうかがっているのではないでしょうか。
強まる経済制裁に北朝鮮は反発
北朝鮮の度重なる、核実験やミサイル発射実験により、8月5日の採択された安保理制裁は、北朝鮮の主要輸出品目である石炭、鉄鉱石、海産物を全面禁輸とし、9月11日の追加制裁では、繊維製品の輸入全面禁止、原油と石油製品の輸出に上限をもうけた。
このことに北朝鮮は猛反発。
金正恩委員長は9月21日に「我が国家と人民の尊厳と名誉、そして私自身の全てを賭けて必ずその代価を支払わす」と述べた上で、「史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮する」と発言。
10月も労働新聞が12日付で「制裁と封鎖、軍事圧力の策動を水の泡にし、国家核武力の完成目標を我々がどう完成させるか(米国は)自分の目で見ることになるだろう」と予告し、6日後の18日には全民族非常対策委員会なる団体の名で「我々の適切な自衛的行動は任意の時刻に断行されることを(米国は)瞬時も忘れてはならない。予想外の時刻に想像できない打撃に直面することを覚悟しておくべきだ」と警告。
労働新聞は23日付でも「侵略者、挑発者のヒステリー的な戦争狂気が絶えず続いている中、それに伴う我々の適切な自衛的行動が任意の時刻に想像を超えた打撃で断行されることになるだろう」と発言。
11月に入っても「米国との対決で必ず最終勝利を収める」との談話を出したのをはじめ15日付の労働新聞の論評に至っては「米国は最も望まないものを身の毛がよだつほど体験することになる。悪夢で思い浮かべた物凄い光景を確実に見ることになる」と予告。
米国が最も望まない「身の毛がよだつほど体験」や「悪夢で思い浮かべた物凄い光景」が何かについては北朝鮮の李容浩外相が国連総会出席の際に「歴代最大級の水素爆弾の地上実験を太平洋上でやるのでは」と個人的な感想を述べていたことや北朝鮮外務省の外郭機関「米国研究所」の李容弼副所長が平壌での米CNNとのインタビューで「李外相は最高尊厳(金正恩委員長)の意を良く知っているからこそ李外相の言葉を文字通り受け取るべきだ」と語っていた。
太平洋で、水素爆弾の地上実験をするのではと発言しています。
北朝鮮は、核実験を重ね、その威力を強めてきました。
2013年の時の核実験の、「推定される出力」は約6~7kt。
2016年の時の核実験の、「推定される出力」は約11~12kt。
3年で約2倍に威力を増しています。
北朝鮮の過激な発言は今に始まったものではないですが、今回は状態が違い、かなり追い詰められている感じがします。
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もし戦争が起こってしまったらどうなる?
下の動画は、もし北朝鮮が戦争を起こしたらどうなるかを推測しています。
数十万人の死者が予想されています。
日本も無事ではないでしょう。
北朝鮮は早期決着を目指して攻撃してきます。
なぜなら、北朝鮮の備蓄は2~3週間といわれているからです。
日韓にとって残念なのは、アメリカ本土からの強力な装備を備えた応援部隊が到着するのに、早くて3~4日はかかるということです。
それまで、日本と韓国は耐えなければなりません。
一番に攻撃を受けるのは、韓国の可能性が高いとのことです。
北朝鮮のミサイル発射予想まとめ
経済制裁で不満が爆発寸前の北朝鮮。
おそらくは、実験どころではないはずです。
戦争をしかけてくる確率は高いと思います。
現在、平昌五輪で韓国は、北朝鮮に参加を呼び掛けているようです。
これが、政治的、軍事的対立の解消の糸口になればいいのですが・・・。