2016年、「マダニ」が媒介するウイルス性の
病気にかかり、50歳代の女性が亡くなりました。
そのウイルス性の病気とは
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)です。
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なぜ感染したのか?
亡くなった女性は弱った野良猫を
病院に連れて行こうとして
手を噛まれたそうです。
女性を噛んだ猫はマダニが保有する
「重症熱性血小板減少症候群ウイルス」に
感染していたのでしょう。
そして、噛まれた時、猫から女性へ
感染が起こってしまったのです。
厚労省は
「猫から感染したとみていて、ほ乳類からヒトへの感染を確認したのは初めて」
として注意を呼びかけています。
ウイルスに感染しない為の予防
今回は野良猫からということで
マダニが寄生していたのでしょう。
野良猫に限らず、野生の動物には
マダニが寄生している可能性が
非常に高いといえます。
今回の件のように、野生の動物に
噛まれたりしないよう注意しましょう。
また、マダニに刺されないように
注意しましょう。
< 予防策 >
・できるだけ草むらに入らない。
・野山に行く時は長そで、長ズボンなどできるだけ肌を露出しない。
・草の上に直接座ったり、寝転んだりしない。敷物を利用する。
・脱いだ上着やタオルは、不要意に地面や草の上に置かない。
・虫よけスプレーを活用する。
・帰宅後、すぐに入浴し、着替える。
などを心がけることが重要です。
自宅で猫や犬などペットを飼われている場合は
ダニを駆除する薬の投薬をペットに行って
おきましょう。
「刺されたかもしれない」と思ったら
もし、マダニに刺されたかもしれないと
思ったら、医療機関を受診しましょう。
皮膚科を受診してください。
今回の件のように、野良猫や野良犬に
噛まれても、一度、受診しておきましょう。
受診時に先生に疑わしき経緯を伝えましょう。
例として以下がありあます。
○月○日、野山に行った
○月○日、草むらで作業した
あの時、ダニに刺されたかもしれない
など日付け、場所、発症前の行動(2週間程度)を伝えましょう。
ウイルスに感染した時の症状
マダニが保有する
「重症熱性血小板減少症候群ウイルス」
に感染したら次の症状が出ます。
(潜伏期間は1、2週間)
・発熱
・吐き気
・下痢
・食欲不振
・筋肉痛
などです。
風邪や疲れと勘違いするかもわかりませんが
ウイルス感染したと思う疑わしきことがあった後に
ちょっと調子悪いな?と思ったら受診しましょう。
現在の治療
怖いマダニ感染症などを予防するワクチンや予防薬はまだ開発されていません。初期に治療をおこなうことが大切です。
未だに、治療法は確率されていません。
致死率は10~30%とされています。
マダニに刺された、野生の動物に噛まれた
という時は、必ず受診しましょう。
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